こんにちは、老後資金ナビです。
最近は若い方でも、「老後のことが心配」「どんな準備をしておけばいいかわからない」という方が増えているようです。
そこで今回は、「老後を迎える前にしておきたい5つのこと」をご紹介します。
今年ももうすぐ終わりか……。
なんだか年々歳をとるのが早くなっていく気がするよ。
本当にそうですね~。
仕事に追われてバタバタしている間に、あっという間に50代になってしまったよ。
もう定年までのカウントダウンが始まっていますね。
ちゃんと老後に向けて準備していますか?
いや、それが……。
とくに何もしてないんだよね。
結局自分の年金がどれくらいもらえるのか。
老後の生活費がどのくらい必要なのか、今いちよくわかってないんだよね。
定年になってから「こんなはずじゃなかった!」ということになったら大変です。
今のうちに少しずつ老後に向けた準備をすることが大切ですよ。
しかし、どこから手をつけたらいいのかわからなくて。
まずは収支のチェックです。
将来、自分の年金がどれくらいもらえるのか調べましょう。
ねんきん定期便で将来の年金額をチェック
どうやって調べればいいんだい?
そうなんだ。
ちゃんと見てなかったよ。
郵送だけではなくて、電子版の「ねんきんネット」でも確認できます。
こちらでナビ男さんと奥さんの、将来の年金額をチェックしてみてください。
夫婦合わせて、年金が24万だったよ。
これは少なすぎないか……?
いえいえ、令和3年度の夫婦2人分の年金月額の平均額は、220,496円ですから、ナビ男さん夫婦の年金は、平均より多いくらいですね。
そうなんだ。
この金額が老後の収入源になるわけだね。
そうです。
続いて、老後の出費はどれくらいになるのか計算するために、「お金の棚卸」をしましょう。
お金の棚卸をして、支出額を確かめる
ナビ男さん、家計簿はつけていますか?
いや、恥ずかしい話だが、毎月とくに気にせず必要なだけ使ってる状況なんだ。
そんなに贅沢はしていないはずだけど、家用のクレジットカードの引き落としを見ると、毎月生活費に30万は使ってるなぁ。
50代は役職とともにお給料が増えるタイミング。
気持ちに余裕が出てザル会計になりがちです。
その金銭感覚のまま老後に突入すると、生活水準が落とせなくてお金が減っていくばかりです。
今のうちからお金の管理をする習慣をつけておきましょう。
しかし家計簿をつけるのはちょっと面倒くさいな……。
そういう方は、家計簿アプリがおすすめです。
支払いはクレジットカードや電子マネーに限定して、マネーフォワードなどの家計簿アプリと連動させておけば、自動で毎月の収入や支出を計算してくれるんですよ。
銀行の口座ともひもづけておけば、ATMの入出金も記録されるのか。
これは便利だね。
きちんと記録をつけるだけで、家計の無駄が減らせますよ。
老後に向けて、50代のうちから生活のダウンサイジングしておくことがおすすめです。
生活費を3割カットしてダウンサイジングする
例えば、ナビ男さんの場合、生活費30万円で、年金が24万円です。
最低でも生活費を6万円減らさないと、定年後に収支が赤字になってしまいますよね。
生活費はどれくらい減らしたらいいのかな?
一般的に、一番給料の高い50代から、完全リタイアの生活に向けて、「生活費を3割カットする必要がある」と言われています。
3割も?
一気にカットするとストレスがたまって挫折しそうだ……。
そうですよね。
定年までの10年間で少しずつ減らしていって、質素な生活に慣れておくことが大切です。
これは収支が把握できているのが前提ですから、ナビ男さんの場合はまず家計の管理から始めてくださいね。
数字は苦手だけど、やってみるよ。
それから、家計の見直しの王道は生命保険です。
生命保険を見直す
50代になれば子どもも成長して独立されることが多いです。
扶養家族が減れば、その分、死亡保障の金額を小さくしても大丈夫です。
また、ネット保険に切り替えれば、内容はそのままで保険料が安くなることも多いのですよ。
ぜひいろいろな保険会社を比べてみてください。
昔入った自動車保険、火災保険もあわせて見直してみてみるよ。
とてもいいことですね。
毎月の保険料が1万円安くなれば、10年間で120万円が浮きますから。
それから住宅ローンの借り換えも大事ですね。
住宅ローンの残りは、退職金で一括返済しようと思ってるんだけど、どうかな?
私は焦って全額返済しなくても良いかなと考えています。
できるだけ手元に資金は残しておいたほうがいいので、老後もコツコツ返済したらいいのではないでしょうか。
えっ、でも、ローンを返す前に私が亡くなってしまったら、嫁や子供が苦労するんじゃないかと思って……。
大丈夫です。
住宅ローン契約者は、ほとんど団体信用生命保険に加入していますよね。
ナビ男さんが亡くなっても、ローンの残債は保険で相殺されますし、家も残ります。
そうか!
保険で住宅ローンがチャラになるなら、焦って全額返済する必要もないかもしれないな。
ただ、借り換えでローン残高を減らせないかどうかは、考えてみたほうがいいですね。
住宅ローンを借り換える
一般的に、「ローン残高が1,000万円以上」「残年数が10年以上」「金利差がある場合」は、借り換えで得すると言われています。
なるほど。
今は家を建てたときより金利も安くなってるし、いろいろ調べてみようかな。
・ローン残高が1,000万円以上
・残年数10年以上
・金利差がある
このように出費を減らしていっても、お金が足りなさそうなら、老後も働いて、収入を得た方がいいですね。
定年退職しか考えていなかったけど、会社の継続雇用制度がどうなっているのか、今のうちからチェックしておこうかな。
とてもいいと思います。
ここで今回のまとめです。
定年までにしておきたい5つのこと
・年金額のチェック
・家計の管理
・生活のダウンサイジング
・保険の見直し
・住宅ローンの借り換え
なんとなく、老後はまだ先のことだと思ってたけど、準備は50代から始まってるんだな。
そうですよ。
今のうちからしっかり対策しておけば、老後は怖くありません。
今回の内容はいかがだったでしょうか?
リタイアしてから、「こんなはずじゃなかった!」と思っても、もう後の祭りです。
老後破産を防ぐためには、早めの準備が大切です。